2012年10月21日日曜日

VH-Audio V-Cap CuTF (銅箔 テフロン コンデンサ)



先日行った、パワーアンプの改造(と、いってもパーツアップグレードですが...)のエージングも進んで、好む方向で落ち着いたので、もう一つ工作をしました。プリのカップリング・コンデンサーをVH AudioのV-Cap CuTFに変更。このコンデンサ、実は発売当初に買って、Weiss 導入以降ほとんど使っていなかったAudio Note Kits DAC3.1 Signatureに取り付けてあったもの。それを外してプリアンプに入れてみました。

VH Audio は日本ではおそらく馴染みがないブランドだと思われますが、欧米のオーディオDIY派には高い評価を受けているブランドで、主に自作ケーブル用の配線材とパーツをネットで販売。特に配線材は独自に開発・発注した商品が目玉で、僕も電源ケーブルに始まりインターコネクト、スピーカーケーブル、デジタル同軸ケーブルにここの配線材を使った自作ケーブルを使っています。オーディオファイルを納得させる情報量を持ちながら、とても自然で音楽性の高い聴き疲れの無い音でとても気に入っています。多くのハイエンド・オーディオ製品にありがちな不自然な派手さなどはまったくありません。 

VH Audio は、独自に開発した錫箔テフロンコンデンサ(TFTF)を2004年ごろから発売、2005年にはオイルコンデンサ、そして2010年にこの銅箔テフロンコンデンサ(CuTF)を発売し現在に至っています。 TFTFは、発売当初から欧米、香港・中国等のオーディオ雑誌、ネット・マガジン、DIY 掲示板等で非常に高い評価を受け、今でもDuelund VSF・CAST PIO などと共に常にトップレベルの評価を受けてるフィルムコンデンサです。CuTFは、そのTFTFに温かみを加えより自然な音を目指した商品です。

今までは、Audio Note UKの銀箔・マイラー・コンデンサをつかっていました。これは、Audio Note UKのなかでは最上ものです。我が家のシステムはここ最近何かしっくりとしないところがあって、どうしたものかと考えていた所 CuTFを付け替えてみようと思った次第。パーツを2個換えるだけで何でこんなに音が変わるのだろうと思うぐらい変わりました。ケーブルや真空管を換えるより音の変化大きいかもしれません。曇ったメガネを拭いてとてもはっきりとものが見えるようになったような見晴らしいいの音になりました。取り付けてすぐはちょっと細身で高域が強調された音でしたが一週間ほどエージングをしたら、音の見通の良さはそのままで厚みが増してきました。当分はこれで行ってみようと思っています。僕が使っているプリアンプは、Audio Note Kits L3 Line でトランス出力なので音楽信号が通るコンデンサは各チャンネル一個づつだからこのコンデンサを変えることによって音が劇的に変化してのかもしれません。
グーグルで調べたのですが、ウェブ上に日本語でVH Audioのコンデンサに関しての記述があまりまりません。ここぐらいかな?:  79-Lab.HPのネットワーク用パーツ雑感 。これは 安くはない部品ですが、考慮するだけの価値はあると思います。

VH Auidioのサイト:http://www.vhaudio.com/




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