2017年2月8日水曜日

最近よく聞いているアルバム - その三  「RECOMPOSED BY MAX RICHTER: VIVALDI FOUR SEASONS 」



去年~今年の年末年始は旅行せずウィーンですごしたのですが、その際に我々へのクリスマス・プレゼントと言うことでテレビを買い替え。今までのがあまりの旧型(37インチ、720p)だったので、一気に50インチ、4K、ウルトラHDなんてものにしたので、画質の違いに愕然 (当然ですけど...)、帰省していた娘たちと夜な夜な、テレビ・ウォッチングしてました。

そのときに観たのがネット・フリックスの「シェフのテーブル」シリーズ。そのイントロ(下の動画)で使われていたのがこの曲で、妻と二人,はまってしまいました。

ドイツ生まれでイギリス育ちの現代音楽作曲家Max Richiter(マックス・リヒター)がビバルディーの四季を作曲しなおした(recompose)という作品。演奏は ベルリン室内管弦楽団、ソリストはDaniel Hope(ダニエル・ホープ)、指揮は  André de Ridder(アンドレ・デ・リッダー)。

これを聴いて初めてRichiterに関して調べたのですが、ミニマリスト、ポスト・ミニマリストとして知られている作曲家との事。 こう書くと、この曲は『際物?』なんて思われるかもしれませんが、至極まとも。ジュリアーノ・カルミニョラ  や ファビオ・ビオンディを聴きなれた方には、むしろ「あっと驚く」斬新さにかけるかもしれませんが、現代のセンシビリティーで「四季」のエッセンスを昇華させたこの曲で、クラシック・ファンもそうでない人もヴィヴァルディを再発見出来ると思います。 録音も現代風で良好。聴いてみる価値はあると思いますよ。

尚、このアルバムには、「四季」とは別に、Richeterの「Shadows」電子音楽の曲(ムーグらしい)もはいています。小鳥のさえずりも録音されているので、「四季」と繋がる漢字はありますが、こちらはRichiterの本領発揮(?)の現代音楽です。


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