2016年2月2日火曜日

Olympus Pen-F の詳細で率直なレビューの紹介 (追記ありー2/2 午後)


Source: http://www.olympus.co.uk/より引用

噂どおり発表されたOlympus Pen-Fの詳細でストレートなレビューが早速でていますので紹介します。Ming Thein氏とRobin Wong氏とのレビュー。世界的に活躍するプロ・フォトグラファーのMing Thiem氏は、オリンパスのみならずライカ、ニコンなどのカメラのレビュー・写真に関する話などで世界的にインターネットのフォロアーがいます。セミ・プロでオリンパス愛好家であるWong氏は、オリンパス好きが高じて(?)かなんと2年ほど前から同社に就職。二人ともマレーシアをベースに活躍。二人ともプロのブロガーではないこともあるのか、率直で歯に衣を着せない面白いレビューが読めるので、時々訪れる僕のお気に入りサイトの一つです。

http://robinwong.blogspot.co.at/2016/01/olympus-pen-f-review-part-1.html

http://blog.mingthein.com/2016/01/27/review-olympus-pen-f/

元英国領のマレーシアは英語教育がしっかりしているのか、下手なアメリカ人のブログよりも読みやすく、きちんと書かれています。簡潔に要点をまとめると以下の通り。

二人とも更なる進化を成し遂げた、程よい大きさの魅力的なデザインのカメラであるとの位置づけ、Thiem 氏は確かな手応えで迅速に反応し手堅く信頼性の高いカメラと評価。Wong氏のレビューはPart Iであり、PartIIまで結論は保留としながらもAF速度の向上と総合的なパフォーマンスを評価しています。 追記:このブログの掲載とほぼ入れ違いにWong氏のレビューのPart IIが掲載されました。

二人共通の辛口ポイントしては:
  • ダイヤルやボタンは増えたもののユーザー・インターフェイスがこなされていなくて、従来のオリンパスm4/3ユーザーにとっても使いづらく慣れが必要。
  • 20mpへの画素数アップでの画質の向上は見られるが、大幅なものではない。
  • 高ISOでの画質は特筆に値する向上はみられない。
  • ボデイが握りにくいので別売りのグリップがあった方が確実にホールドし易い。
Thiem氏は結論として、写真家が撮影に集中できる良いカメラとしながらもJPEG出力重視のカメラでRAW撮影が中心のユーザーには必要ない機能が多い。高めの価格設定であるので同じ価格帯での競争対象にとなる他社製品にはよりハイ・パーフォーマンスなカメラもあると指摘しています。

Wong氏は結論として、カメラとしてのデザイン美しさ、Penシリーズ初のEVF搭載、イメージ・スタビリゼーションの優秀さ、モノクロ・カラープリセットの新機能を評価しつつも、外見のデザインに良さに反して使い勝手はあまり良くないこと、センサーの画素数の向上が期待していたほどの画質向上には繋がっていないことを上げています。

Wong氏のレビューの実写サンプルはすべて素晴らしくシャープで鮮やかな色の作品ばかり。m4/3カメラの画質の可能性の極限に近いとも思わせるような画質を良くブログと言う媒体で表せていると思います。これをみるだけでもサイトを訪れる価値はあると思いますよ。氏のブログサイト見て思うのですが、今のところ、すくなくともm4/3に関しては (他のフォーマットにも当てはまるかもしれませんが)、通常のISO(100~800ぐらい)まではカメラよりレンズの画質への影響の方がだいぶ大きいような気がします。カメラよりレンズに投資するほうが良いのかもしれませんね。

いずれにせよ、Olympus Pen F、早く実際に手に取ってみたいです。


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