2016年2月19日金曜日

コンサート三昧!



物事が続くときは続くもので、前回のエントリーで書いたIAEA舞踏会の翌日の2月14日(日曜日)の夜は当地で人気上昇中の新進バイオリニスト、Yury Revichさんがプロデュースする『Friday Nights with Yury Revich2016年コンサートシーズンのプレ・ビュー・コンサートに妻と次女と3人で行ってきました。場所はAltes Rathaus (ウィーン旧市庁舎)のBarocksaal。インビテーション・オンリーのこのコンサートで、YuryさんがシンガーポールのGoh Family Foundation Singaporeからストラディバリウスのバイオリン(1709年製)を貸与されるイベントも兼ねており、その甘美な音色にうっとりさせられました。


翌日の2月15日(月曜日)の夜は昨晩は、ウィーン・フィルのコンサート・マスターの一人、Volkhard Steude (フォルクハルト・シュトイデ)のリサイタルに妻といってきました。氏のリサイタル・シリーズの第2回目です。会場は、ウィーン少年合唱団付属のコンサートホール「Muth」(MuTHに関する前の投稿)。この日のプログラムは同じくウィーン・フィルのソロ・チェリストのPeter Somodariとの競演プログラムで、それぞれがソロ・ソナタを演奏。そのして伴奏のAndreas Rentschとピアノ三重奏を共演するというもので、曲目は以下の通り;

Johannes Brahms: Sonata in G major for violin and piano, Op. 78
Felix Mendelssohn: Piano trio in D minor, Op. 49
Johannes Brahms: Sonata in F major for cello and piano, Op. 99
Anton Dvorak Trio in E minor, Op. 90 the “Dumky”

野村三郎先生は氏の著作『ウィーン・フィルハーモニー―その栄光と激動の日々』のなかで、ウィーンフィルの演奏の基礎は室内楽のアンサンブルだというようなことを書かれているのですが、このコンサートはウィーン・フィルのメンバーのアンサンブルの強みが表された演奏で、それぞれのソロ演奏もよかったのですが、三重奏の2曲は格別で3人の音楽性・技量が掛け合わされ幾何級数的に増幅されたような素晴らしいものでした。特にドボルザークがよかったです。

昨年9月の行われた、シュトイデ氏シリーズ第一回目のリサイタルのブログはこちら:
http://isakusphere.blogspot.co.at/2015/09/volkhard-steude.html

娘は前列左端、一応コンサートマスターです。
で、翌日2月16日(火曜日)は楽友協会大ホールで中国の児童・生徒の楽団・合唱団とオーストリアの児童・生徒楽団が演奏するというコンサートがあり、次女の学校も招待され、今回娘はオーケストラでバイオリンを演奏。同様な催しは毎年2~3行われており、次女にとってはこれが4度目、楽友協会大ホールでの演奏は3度目になります。


この催しに関する過去のブログはこちら:
http://isakusphere.blogspot.co.at/2013/02/china-meets-austria.html

http://isakusphere.blogspot.co.at/2013/02/china-meets-austria_11.html

さすがに4日連続は疲れました。僕も妻も疲労困憊!


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