2014年4月5日土曜日

ビリー・ジョエル「ニューヨークの物語」ハイレゾ 版 Billy Joel Turnstiles (24/96)



僕がビリー・ジョエルを聴き始めたのは、高校2年の時、「ニューヨーク52番街」(52nd Street)のアルバムをから。交換留学でアメリカ滞在中に旅行で行ったニューヨークで、たまたまレコード店でかかっていて気に入って買ったという思い出のあるLP。その後、「ニューヨークの想い」(New York State of Mind)という曲が好きになって「ニューヨークの物語」(Turnstiles) をよく聴くようになった。ビリーのピークとされる「ストレンジャー」(第5作)から「イノセント・マン」(第8作)までのアルバムに比べるとまだ発展途上な感じがするが逆にそれが飽きをこさせない理由でもあるような気もする。

フランスのハイレゾ音源ダウンロードサイトでオーディオウェブマガジンもやっているwww.quobuz.com を見ていたらなんと、Turnstilesの24bit/96Khz版が出ているではないか。早速、HDTracksをみるもここには無い。www.quobuz.comでは、以前アルファ・レーベルのCafe Zimmermanの最新アルバムのハイレゾ版を買ったことがあるので購入しようとしたのだが残念ながら同国内限定であった。運良く音楽好きのフランス人の同僚(オーディオファイルではないがリンのシステムを使っている)が一時帰国するというので頼んで買ってきてもらった。

早速うちにある1998年リマスター版CD と LP(多分初期版)と比較。結果としてはハイレゾ版が一番音が良いかもしれないと思った。 特に「ニューヨークの想い」(New York State of Mind)は、ハイレゾ版が断然良かった。これはLPだとこの曲がA面一番最後(最内周)にあるということが影響しているのかも知れない。

ちなみに「ニューヨークの想い」(New York State of Mind)のスタジオ録音版にはサックス・ソロ奏者が異なる2バージョンあり、LPと初期CDがビリーのツアーバンドの一員であったRichie Cannata。ビリー・ザ・ベスト 1&2(Greatest Hits Volume 1 & Volume 2)と1998年リマスター版CDはPhil Woods。これはレイナーノートに明記されている訳ではないが実際にソロのテイクは異なっているの多分確実な情報であろう。 ハイレゾ版はソロがLPと同じであったのでRichie Cannatanの演奏。比べてみるとやはりPhil Woodsのソロの方がかっこいいしハマっていると思う。


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