2017年3月26日日曜日

アンドリス・ネルソンス指揮ウィーン・フィル コンサート




先週の木曜日(3月23日)は、妻と次女と3人でウィーン・フィルのコンサートに行ってきました。会場は楽友協会大ホール。プログラムは以下のとおり:

ドボルザーク、チェロ協奏曲
ベートーベン、交響曲6番「田園」

指揮はアンドリス・ネルソンス。ソリストは、ウィーン・フィル首席チェリストのタマーシュ・ヴァルガ(Tamás Varga)。ウィーン・フィルの定期演奏会を含め、このプログラムは4日目でウィーンでは最終日でした。

ドボルザークのチェロ協奏曲はとても好きな曲なのですが、こちらではあまり演奏されないようで、ウィーンにきてから聴きに行くのは初めてで、とても楽しみにしていきました。妻は、前の日に定期演奏会に行った、プロのバイオリニストの友人から感想を聞いてきたらしく、思わせぶりな感じでそれは後でねの一言。 演奏が始まると素晴らしい演奏とオーケストラの音色に、「…これだよ〜」と思ってうっとり聴きびったていると、でソロが入ってくる、「あれ? 合っていない!?」、音楽家でなくともはっきりと分かるほどにソリストとオーケストラの息があっていません。演奏中はソリストが優雅にテンポを操っているので、オケが合わせににくいのかなと思ってしまいましたが…、で休憩時に妻にそう話すと、妻も聞いてはいたけど私でもすぐ分かるほどあっていないとは思わなかたっと言って、友人はオーケストラが合わせる気が無かったと憤慨していたとのこと。「…ま、彼女はヴァルガさんのお隣さんでお友だちみたいなんだけどね…」、天下のウィーン・フィルが身内の演奏家のソロに合わせられないわけないよねと意見が一致して、どういうことなのかな〜、今度またそのお友だちに聞いてみようということになりました。 

後半の「田園」は、ネルソンスにしてはオーソドックスでおとなしめ。そしてなんとなく、気のせいかと思うのですが、オケが指揮者に合わせているのでなく、指揮者がオケに合わせて踊っている感じ。今回はチケットがなくて最前列を買ったのでその感じがよく見えました。演奏自体はウィーンらしいと思わせるもので、久しぶりに聴いた「田園」に満足しましたが、全体的にはちょっと物足りなさを感じた演奏会でした。


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