2013年11月10日日曜日

Okinawan 菓子パン

沖縄には独自の菓子パン文化があります。物思いがついてから高校生の頃までおやつとして、高校生になってからは時には食事代わりに食べていた物です。沖縄の人々が本土(沖縄では他の都道府県を指して「本土」とか「内地」はては「日本」と呼んだりします)に行って感じるカルチャーショックの一つが売っている菓子パン類がちがうということ。僕も東京の大学に進学した際に感じた事です。 沖縄の菓子パンの代表例を3品紹介!と、いっても僕が好きな物Top 3というだけですが...。

まずはうず巻きパン:

うず巻きパン(Canon S95)
ふわふわのパン生地で出来た特大ロールケーキの分厚いスライスと言うイメージの菓子パンです。特徴はそのクリームでとてもソフトでありながら砂糖が完全に溶けておらずサクサクという感触があること。これはアメリカのデコレーションケーキのクリームに通じるところがあります。食べる手がベタベタになってしまいます。原料表示をみるとショートニングとグラニュー糖とある、カロリーは?

お次はメロンパン。え?どこにもあるだろうって? 沖縄のメロンパンは違うのです。

メロンパン(Canon S95)

このように楕円形でチョコレート色しています、そして中にマーガリンが入っている。チョコメロンなどと書かれています。さすがに今では、淡い黄色の「フツー」のメロンパンをどこでも売ってますが子供の頃はメロンパンというとこれしかなかった。中にはご丁寧にメロンの絵が袋に書かれたのもあって、子供の頃はチョコレート色のパンがなんでメロンパンなんだろう?と、思っていました。味はマーガリンを除けば普通のメロンパンとそんなに変わりません。写真のウルトラというのは特大サイズということ。実家近所のスーパーではなぜかウルトラ版しか売っていません。

そして、最後はピーナッツ・サンド:

ピーナッツサンド(Canon S95)

これは、どこにでもありそうなんですがないんです。パンがとてもふわふわで中にもったいぶった感じでとても控えめにこれもふわふわな食感の「ピーナッツ・クリーム」がはいっています。なんで「」にいれたかというとほとんどピーナッツらしい味がしない。僕が子供の頃の沖縄はアメリカの物資/食材があふれておりピーナッツ・バターにも親しんでいたので、なんでこれがピーナッツ・サンドなんだ?と、思っていました。でも、その頃はこのパンはあまり出回っていなかったようでなかなかお店で見つける事が出来ず、子供の僕にとっては幻のパンであり、見つけたらせがんでよく買ってもらっていたという憶えがあります。当時は製造/流通がまだ発達していなかったのでしょう。

僕にとってこれらの菓子パンは思い出の味であり、帰省するたびに買って娘達とシェアして食べています。客観的にすごく美味しいものでは無いと思いますが、昔から変わらない味が保たれており懐かしいものです。沖縄の食べ物というと全て健康的というようなイメージがあるかもしれませんが、このようなジャンク・フードも立派に沖縄の食文化の一部です。最近の沖縄は豊かになって飽食気味の車社会となってきているので、以下の広告をモノレールの中で見かけました。

ゆいレール車内広告(Canon S95)

でも、公共交通機関を利用している人たちにはあまり太り過ぎの人たちは多くないような気がしましたのでもっと効果的な場所を探すべきでしょう。

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