沖縄の実家で、昔の書類・写真などの整理をしていて出て来たもの。父がアメリカに出張
した際のものです。 これを見るまでは、米軍統治下の沖縄でも旅券(パスポート)が発給されていたものだとおもっていましたが、厳密にはそうじゃなかったのですね。多分、国際法的には当時の沖縄の住人は国を持たない人々との扱いだったのでしょう。ちょっと驚き・複雑な気持ちでした。
『琉球
住民』(原文では、A Resident of Ryukyus)とされています。市民(Citizen)ではありません。
日本国民でも米国民でもありません。ちなみに、いまのパスポートには、同様の文中に日本国民と記されています。琉球列島米国民政府(俗にUSCARと呼ばれていました) 高等弁務官発行。
同、身分証明書の保持者は米国大使館の庇護を受けることが出来ると記されています。(上の写真はクリックすると拡大されます。)
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