2016年9月2日金曜日

Canon キャノン PowerShot G9X ファースト・インプレッション


キャノン PowerShot G9X が届いてから2週間ちょっと。 ファースト・インプレッションをまとめました。作例はクリックすると拡大してみることが出来ます。

僕にとっての、G9Xは、日常的に使うサブ・カメラです。平日は通勤カバンの中、週末はケースをベルトに通して常に持ち歩いています。いままではS95の役割でした。旅行や行事、あるいは写真を撮影するために外出する際は、目的に応じ、ニコンD750、Leica M9, オリンパスOM-D EM-5がお供に加わります。

カメラの外見、手触りですが、とても質感が高く、高級感あふれるものです。デザインも、よい意味でレトロな要素も取り入れ、カメラ!という感じを前面に出した形。ローレット加工の金属を使ったダイヤル、樹脂に独特の塗装を施した革のようなグリップ、さりげない赤いラインのアクセント(上の写真を御参照)、持つ喜びを感じさせる逸品に仕上がっています。

Canon G9X , 1/250, F4.9, ISO 125 
今まで使ったデジカメで慣れ親しんだ カメラ背面のコントローラーホイール(十字コントローラー)が省略され、操作感はどうかと不安でしたが杞憂に終わりました。お店でカメラに触れ大丈夫だとは思っても実際に使うとチョッと?ということはよくあるので...。

Canon G9X, 1/60, F4.0,  ISO125, -1/3
レンズの周りのコントロール・リングとタッチパネルを各々あるいは組み合わせて行うカメラ及び設定メニューの操作は思った以上に快適でほぼ直感的にできるものでした。

とくに、ズームレバー操作感とズーミングの動きは同じくキャノンのS95やS120と比較し、はっきりとわかる違いでよくなっています。コンデジ一般にありがちな、ギクシャクした動きや、すぐ行き過ぎになったり、足りなかったりすることなく、とてもスムーズに思ったとおりに動いてくれます。



Canon G9X,  1/250, ISO 125、+1

僕は通常プログラム・モードとRAWフォーマットの組み合わせで撮影しています。現像はAdobe Lightroom。このページの作例は『忠実設定』で若干トリミングや露出補正をしてあります。

ポケットに入るコンデジとしては、ダイナミックレンジが広くなり、現像による絵作りの幅も広がりました。色合い、解像感、シャープさなど素晴らしく フルサイズ、APS-C, マイクロフォサーズなどの大きいフォーマットのカメラと比べても、ひけをとらない写りです。
Canon G9X , 1/60, F4.0, ISO800、-1 1/3
写真を趣味とする方のサブ・カメラの目的でも、スマホより一歩上のメインのカメラとしての目的でも十分に納得いく品質・画質です。特に価格を考えると、素晴らしいコストパフォーマンスだと思います。一ランク上のコンデジをお探し方はG9Xも検討されることをお薦めします。


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