2013年12月14日土曜日

OM-D EM-5と Lumix G Vario 7-14mm F4 ASPH





11月の初旬に休暇で帰省した際に予てから欲しかったLumix G Vario 7-14mm F4 ASPHを購入しました。夏にOM-D E-M5を購入した際に欲しかったのですが品切れで入手できなかったものです。もちろんヨーロッパで買うことも出来るのですがこちらでは価格がかなり高く設定されており次回の帰国の際にと心に決めてありました。

下の写真で判るようにとても素晴らしい写りです。僕は、ニコンのフルサイズ・システムでAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを使っていますが、それを彷彿させる写りです。もちろん、フォーマットの大きさに伴う有利性(実際の焦点距離を含めて)もあるのでNIKKOR 14-24mm f/2.8G EDがよりシャープで高解像ではありますが、価格とサイズ、そしてフォーサーズと言うフォーマットの制約を勘案すると実に優秀なレンズであると言えます。


守礼門、実家から歩いて10分ほど。 有名な観光名所ですが僕は隣接する城西小学校に通っていたので、子供の頃毎日のように見ていたとても懐かしい場所です。Olympus OM-D E-M5 Lumix G Vario 7-14mm F4 ASPH (@7mm) 1/160 F8 ISO200, RAW

那覇市松尾、国際通りからちょっと入ったこのあたりは父の伯母が生前住んでいた場所で物心ついた頃からよく家族で遊びに来ていました。長年たった今もあまり変わらず、その頃を思い出させる懐かしい風景です。Olympus OM-D E-M5 Lumix G Vario 7-14mm F4 ASPH (@7mm) 1/640 F8 ISO200, RAW



何しろこのレンズはAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDの1kgに対して1/3以下の300g。E-M5につけてもニコンのボディ(D610、D700、D800)のみの重さより2~4割は軽く、気軽に持ち歩け写りもいいので買って数日はとても満足して使っていました。僕は超広角のレンズが好きなのです。

ところがある晩、その日に撮った写真をパソコンで編集していると、下の写真のような濃い紫の丸が...うーん

母校、首里高校の正門
Olympus OM-D E-M5 Lumix G Vario 7-14mm F4 ASPH (@14mm) 1/60 F5.6 ISO200, RAW


拡大するとこんな感じ:


ゴースト部分の拡大

ゴーストやフレアがでること自体はそれほど大きな問題ではないのですが、それが濃い紫色であるという点だけは問題。このような見慣れない色・形のゴーストやフレアは写真を見る側とっては欠陥のあるようにしかみえませんよね~。 しかも、ソフトで手直しできません。

他にもこの様なフレア・ゴーストがある写真多数ありました。僕が好んで撮る状況やアングルでは頻発するようです...。

Olympus OM-D E-M5 Lumix G Vario 7-14mm F4 ASPH (@9mm) 1/30 F4 ISO1000, RAW


ゴースト部分の拡大

濃い紫色のゴースト以外には問題がない優秀なレンズであるし、マイクロフォーサーズのレンズでこの画角はこれしかないので、色々と試してみてこの様なゴーストが出る場合のパターンを見つけ使いこなしでどうにか対応できないか探りましたが、使いこなしでコントロールする方法を見つけることが出来ませんでした。結論を言うととても残念だったのですがこのレンズを返品し、オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6を購入しました(ちかじかレビューを書きます)。

これはこれでさらに軽くてコンパクトでしかも安いのは良いのですが僕にとっては画角的にも画質的にも中途半端で欲求不満が残ります。仕方がないですかね? マイクロフォーザーズではこの2つ以外に35mm換算20mm以下の超広角のレンズの選択肢はありません。フォーザーズ用のZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0があるだろうって? そうですね、それがとても素晴らしいレンズであることも判るのですが、値段が高い上に重いので、僕にしてみればこれだったらあえてオリンパスを使う必要は無く、Nikonを使えば良いやと思うのです。

ネットをみると、この様な現象はオリンパスのボディを使うと出てくるという様な書き込みが多く見受けられました。パナソニックのボディでこのレンズをお使いの方がいれば実際のところがどうなのか教えていただけると感謝します。 実は、帰省した際にLumix GX7を見て気に入ったので、もしパナソニックのボディーで紫のゴースト/フレアが出ることなくこのレンズが使えるのであれば、つぎはオリンパスで無くパナソニックのボディを買おうか?な~んてことまで考えているのでした(笑)

くどいけど、濃い紫のゴースト/フレアさえなければ僕のお気に入りとなるレンズなので気分が釈然としません。Lumix G Vario 7-14mm F4 ASPHはマイクロフォーサーズのレンズのなかでは最も高い価格帯のレンズでもあるのでメーカーの方で何らかの対応・改良をして欲しいと思います。

もし、この様な現象はオリンパスのボディを使う際のみに出てくることが事実ならば共通規格として売り出しているマイクロフォーサーズでこの様な問題がおきないようにメーカー間で対応をしていただけるとありがたいと思います、と言うかそれが当然ですよね。

紫のゴースト/フレアがあっても気にしない!と言う方のためにアマゾンのリンクを一応つけておきます:




追伸:この件に関してはどうしても気になったのでこのブログの投稿と似通った内容のレビューをアマゾンに書きました。このブログの投稿はマネッコしている訳ではありませんで誤解の無きようよろしくお願いいたします。



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