2019年6月10日月曜日

Audirvana 3.5.11 for Mac を試しています。



http://www.highresmac.de/より引用

ウィーンは相変わらず暑い日々が続いています。今週末には35度になるとの予報!

さて、ここ2週間ほどAudirvana 3.5.11 for Macを試しています。今年4月の終わりにリリースされた3.5は、コードをすべて書き換え、音質が向上との謳い文句でしたので、重い腰を上げてアップグレードしました。3.1.X以降、我が家のシステムでは、どうもアップグレードのたびに音質が落ちるような気がして去年ダウングレードして(こちら)以来ずっと3.0.6を使っていました。そんな訳で、今回は3.0.6と関連ファイルのバックアップを取りいつでも戻せる体制で挑みました。

Audirvana 3.5for Macは、UI (User Interface・ユーザー・インターフェイス)が大幅に変更。Windowsバージョンとの整合性を取った結果のようです。慣れの問題かも知れませんが、今までのシンプルなUIのほうが個人的には好ましく思えます。一部、ナビゲーションにバグが残っているように見受けました。

あとは、ロゴが変わり、名称がAudirvana+から+無しのAudirvanaに変更されています。

肝心の音質ですが、3.0.6とは受ける印象がそれなりに違います。我が家のシステムですと明らかな大きな違いではありません。どちらかというと情報量が増えて、全体的により洗練され落ち着いた感じです。いろいろと聴いて一番感じたのは、音の実体感が若干あがったなか?と言う事です。ライブ・レコーディングの音場感、優秀録音のアコースティック楽器がよりリアルに聞こえます。あと、Qobuzなどのストリーミングの音質が全体的に上がった気がしました。まあ、今のところ、好ましく無いという印象は受けていないのでしばらく3.5を聴いていこうかと思っています。

すでにAudirvana+ 3.0.X、3.1.X、3.2.Xをお使いの方は、アップグレ-ドが無料で出来るので試される価値はあると思います。

AudirvanaのHP: https://audirvana.com/product/


追伸:


Forecast Image
今日(6月10日)の最高気温 https://climatereanalyzer.org/ より引用

2019年6月6日木曜日

ベニー・ゴルソン 90歳記念 ワールド・ツアー (Benny Golson - 90th Birthday Tour)


ウィーンは相変わらず真夏のような暑い日々が続いています。FBにも投稿したのですでにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、先週の金曜日(5月31日)は、妻とベニーゴルソンのコンサートに行ってきました。会場はPorgy and Bess。90歳記念のワールド・ツアーの一環。バックのメンバーは以下の通り:

Joan Monne: piano

Ignasi González: bass

Jo Krause: drums

ベニー・ゴルソンのコンサートはこれで3度目(前回のコンサートはこちら)。 他のメンバーのソロの間に椅子に座る他は、まったく衰えを見せず、演奏も冴えており、「前より若く見える…」とは妻の言葉。 ゴルソン作曲のジャズの名曲を中心に、他のジャズ・スタンダードも混ぜたプログラム。曲と曲の間に語られた50~60年代のジャズ黄金時代の思い出話もとても興味深いものでした。バックのサポートもバッチリ。文句なしの素晴らしいコンサートでした。



2019年6月3日月曜日

最近、気になる デジタル・オーディオ機器


Fifo Pi インターフェイス・ボードとDAC HAT(積み重ねで設置)

週末からウィーンは快晴で気温が上がり、今日は28度と真夏の天気です。先週の木曜日までは雨模様でコートを着ていたのに...。

さて、話は前後しますが、先々週の金曜日(5月24日)にノベルトさん宅(こちら)にお邪魔しました。デジタル・ストリーミングを試しているから、聴きに来て?とのことです。伺ってみるとRaspberry 3B+ にイタリア産のVolumioという音楽再生専用アプリ・OS、 Fifo Pi インターフェイス・ボードとDAC HATをつけてQobuzをストリーミングされていました。かかったコスト500ユーロ以下とは思えない良い音で、非常に高い可能を感じました。Fifo Pi インターフェイス・ボードとDAC HATは、アメリカで最も名の知れた自作派オーディオマニアの掲示板「DIYAudio」で発表されその開発者が販売しているものだそうです。詳細は以下のリンクをご参照:


DIYAudioの関連ページ:https://www.diyaudio.com/forums/pc-based/335881-iancanadas-rpi-gb-goodies-impressions-tweaks-mods-hints.html

Voluminoに関して詳細が発表されていないのでハッキリとはわかりませんが、単なるアプリではなく、Debian Linuxと統合された音楽再生ソフト/OSでRaspberry Pi  やOdroid, Sparky、AsusなどのSBC (Single Board Computer) およびX86 X64のPCで走るようです。この会社は完成品ようのOEMもやっているようで、たとえばPro-Ject 社のStream Box S2 Ultra
は、カスタマイズされたVoluminoがインストールされているとのことです。
(https://volumio.org/product/volumio-primo/より引用)


Voluminoは、去年暮れからプラグ・アンド・プレーのストリーマー「Volumio Primo」も発売しており(写真上・下)、これも気になる機器。Qobuz、Tidalなどのストリーミング・サービスをネイディブサポートしているとのこと。ESS ES9028Q2M DAC内蔵です


(https://volumio.org/product/volumio-primo/より引用)

1. Voltage Isolator, 2. 2x Low Noise Voltage Regulators, 3. Low Dropout Voltage Regulator, 4. ESS90x8Q2M DAC
5. High Precision Clock Oscillator, 6. DAC Microcontroller, 7. 26B RAM, 8. Dedicated USB BUS 
(
https://volumio.org/product/volumio-primo/より引用)

お値段は€480。電源強化でよい音でなってくれそうな感じ。巷に出回っているStreamerと比べるとお値打ちかもしれませんが 試してみるためだけにはちょっと高いお値段なので出来れば借りて聴いてみたいと思っています。

Volumio社のHP:https://volumio.org/

最後の機器はこれ:

 (http://soekris.dk/index.htmlより引用)

DAC 1321  (http://soekris.dk/index.htmlより引用)


 (http://soekris.dk/index.htmlより引用)


デンマークのSoekris Engineering ApSの27bit R2R Sign Magnitude DAC (マルチビット方式)です。同社はアメリカ、カリフォルニア州でICT機器の開発・製造会社を起業したデンマーク出身のSoren Kristensen氏が母国に戻り起業。このDACのすごいところは、ICやLSI等の集積回路素子を使わず、ディスクリート素子でつくられていること、そして何よりも、とてもリーズナブルな価格。ロボット使ったSMD装填でコストが押さえられているとのこと。

上の写真のDAC132はエントリーレベルで外付けスイッチング電源を使用で440ユーロ。最高機種のDAC1541はなんと、フルバランス仕様でDACユニットがダブル!スイッチング電源内蔵でお値段は1150ユーロ。 

 (http://soekris.dk/index.htmlより引用)


フルバランス仕様のDAC1541 (http://soekris.dk/index.htmlより引用)
 (http://soekris.dk/index.htmlより引用)


すべての機種がSPDIF/AES/TOSLINKでPCM24/192、USBだとPCM24/384、DoP128とDSD-256。それにanti-aliasing filters設定を4通り変えられるようになっています。ボリュームはオフに出来る仕様です。いかにリーズナブルな価格設定とはいえ、ちょっと試すにはこれも高いので、できれば借りて聴いてみたいです。この機器も電源をリニア電源に強化・アップグレードすればとても良い音でなるのでは?と夢想しています。

Soekris Engineering ApSのHP はこちら:http://soekris.dk/index.html

同社オンライン・ショッピングサイトはこちら:http://soekris.eu/shop/audiophile_r_2r_dac_products_en/




2019年5月29日水曜日

Yo-Yo Ma Concert / ヨーヨー・マ コンサート



ウィーンは、連日 雨模様で日本の梅雨時のような感じです。今日の気温は最高が13度と相変わらずレインコートのお世話になっています。昨日 (5月28日火曜日)は、帰省から戻ってきた妻とヨーヨー・マのコンサートに行ってきました。会場は楽友協会大ホール。プログラムはバッバ無伴奏チェロ組曲全曲。

このコンサートは去年8月に3度目の録音となるバッバ無伴奏チェロ組曲全曲のレコーディングを発売したヨーヨー・マが立ち上げたプロジェクトで、2年間で世界36箇所で休憩なし・退場なしに組曲全曲を演奏し、それぞれの街で、社会・文化に貢献するパフォーマンスをするというものです。

3度目の録音が、ヨーヨー・マがバッハ無伴奏チェロ組曲を弾き始めてから60年の節目を記すべく行ったものであるとのこと。マが4歳でチェロを始めた際に、音楽教師だった彼の父親は、バッバ無伴奏チェロ組曲を毎日一小節づつ覚えて・弾けるように教えていったという逸話があります。

僕は、マのレコーディングを3組とも持っています。あくまでの個人的な意見なのですが、1983年の最初の録音は自由奔放に自らのスタイル・解釈が前面に出たもの、1997年の2回目の録音は原点回帰、最新の録音は彼がこの曲に対する一つの境地に至ったものであるとの印象を受けます。どれもそれなりに気に入っている録音ですが、一番の思い入れがあるのは2回目の録音。巡り合ったのは、アメリカ在住のときに家が火事にあって仮住まいをして頃で、私たち家族が癒されたCDであると同時に家族揃ってバッハとヨーヨー・マのファンとなるきっかけを作ってくれたCDでもあるからです。

さて、肝心のコンサートですが、その素晴らしさは言葉では表せません。6曲を通してしみじみと心に染み入る物語を語ってくれていると言う印象を受けました。


アンコールのアナウンスするヨーヨー・マ
アンコールは、パブロ・カザルスが自ら演奏するためにアレンジしたカタルーニャ民謡『鳥の歌』(El Cant dels Ocells)。ヨーヨー・マは曲を紹介するときにカザルスのおかげで無伴奏チェロ組曲がみんなに演奏されるようになったと、この曲を紹介していました。