2018年2月16日金曜日

パトリシア コパチンスカヤ(Patricia Kopatchinskaja )/ポリーナ レスチェンコ(Polina Leschenko) コンサート



今週の月曜日(2月12日)は、妻と二人でパトリシア コパチンスカヤとポリーナ レスチェンコのコンサートに行ってきました。会場は、ウィーン・コンツエルトハウス、モーツアルト・ザール。プログラムは以下の通り:


Alfred Schnittke:Sonata No. 1 for violin and piano (1963)

Francis Poulenc :Sonata S 119 for Violin and Piano (1942-1943 / 1949)

Robert Schumann :Sonata for Violin and Piano No. 2 in D Minor, Op. 121
(当日モーツアルトからシューマンに変更)

György Kurtág:Tre pezzi op. 14e for violin and piano (1979)

George Enescu:Impressions d'enfance op. 28 for violin and piano (1940)

アンコールはモーツアルトのバイオリンソナタ(どれかはうまく聞き取れず)から一楽章を演奏。

数年前にテレビで観て以来、コパンチンスカヤをライブで聴きたいと思っていたのですがやっとその願いが叶いました。期待通りの個性的な演奏は、そのスタイルが当日のプログラムによくマッチしており、とても面白くて満足できたコンサートでした。音楽に対する情熱が全開で、完全に音楽にのめり込んで弾いているいるという感じながらお客さんを楽しませるインターアクションも...。あえて変わった演奏をするというのではなく、彼女にはこれしかないという自然体。まさに、リアル・ライフ「のだめ」と言う感じでしょうか? 妻曰く『...きっととても変わった人なんだろうね~。』 ちなみに、バイオリンを演奏するときは裸足、カーテンコールのときは靴を履いていました。


当日は、今月リリースのCDのプロモーションを兼ねていたようで演奏後にはサイン会。僕も買ってサインをしてもらいました。サイン会でもエネルギッシュにファンに対応してくれました。



今月発売の新作


僕がよく聴く お薦めのコパンチンスカヤのレコーディングです。とくにアルファ・レーベルの2点は音質も最高です。シューベルトはハイレゾ音源も売られていますのでそちらはネットで検索してみてください。:


2018年2月13日火曜日

鼓童コンサート


去る日曜日(2月11日)は妻と鼓童を観にいきました。ワン・アース・ツアー 2018 のウィーン公演です。会場はウィーン・コンツエルトハウス。 プログラムはEvolution (邦題「螺旋」)で坂東三郎演出なのだそうです。初めて見る鼓童のライブです。

強弱変化に富んだダイナミックな演奏に異なる趣向の演目で飽きることなく楽しめました。和太鼓・和楽器のみにこだわらず、西洋の大太鼓やティンパニーも取り入れたアレンジは洗練されており、同グループが掲げる『伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる』ということが体言されているものですばらしかったです。他の和太鼓グループは何度か見ていますが、完成度が高く洗練された鼓童の演奏は他の和太鼓グループと一線を画していると思いました。

鼓童ブログ「ウィーン公演」リンク:http://www.kodo.or.jp/kodo_blog/membersblog/8270











2018年2月7日水曜日

Andás Schiff and Cappella Andreas Barca / アンドラーシュ・シフと カペラ・アンドレア・バルカ コンサート




今週に入り、ウィーンはめっきり冷え込んで日曜日以降ずっと氷点下、今朝は雪でした。時期相応の気温ではありますが、今まで暖冬で慣れない体にはちときついです。

さて、先週の木曜日(2月1日)は アンドラーシュ・シフと カペラ・アンドレア・バルカのコンサートに行ってきました。一緒に行くはずだった妻が都合が悪くなったので、職場の同僚と行ってきました。場所は楽友協会大ホール、プログラムは:

Johann Sebastian Bach : Concerto for two pianos, strings and basso continuo in C minor, BWV 1060
Wolfgang Amadeus Mozart: Serenade in C minor, KV 388, ”Nach Musique"
Johann Sebastian Bach:
 Concerto for two pianos, strings and basso continuo in C minor, BWV 1062
 Ricercare a 3 from the "Musical Offering", BWV 1079
 Ricercare a 6 from the "Musical Offering", BWV 1079
Wolfgang Amadeus Mozart: Concerto for Piano and Orchestra in C Minor, KV 491


シフが結成したCappella Andreas Barcaは、通常はそれぞれソリスト、他のオーケストラの楽団員として演奏している音楽家たちを集め、シフの元で不定期に活動するオーケストラ。当然ながらシフは弾き振り。バッハの2台の鍵盤楽器のための協奏曲(BWV 1060, BWV1062)の相方はトルコ系ドイツ人のピアニスト Schaghajegh Nosrati (シャハイェフ・ノスラーティ)。 まだ20代ながら、ヨーロッパではバッハの演奏家として高い評価を受けている新進ピアニスト。今回のコンサートでは、BWV1060はノスラーティが第一パートを、BWV1062ではシフが第一パートと交代して演奏していました。 Nach Musiqueは 管楽器のみの八重奏で、ピアニスト二人、オーケーストラともに演奏中もステージに残って聞き入っていました。アンコールはシューベルトの Impromptu for Piano in C Minor, D 899/1。

シフと カペラ・アンドレア・バルカを観るのはこれで3度目。今回はバッバ中心で、プログラムの半分の曲はオーケストラが入らない曲であったこともあったためか、若干地味な印象を受けたコンサートでした。個人的には、本領が発揮されたのはモーツアルトのピアノ協奏曲24番であったかなと思いました。


2018年2月1日木曜日

エレーヌ・グリモー(ピアノ)& テオドール・クルレンツィス指揮フィルハーモニア・チューリッヒ コンサート


先週の金曜日(1月26日)は、テオドール・クルレンツィス指揮フィルハーモニア・チューリッヒのコンサートに行ってきました。会場はウィーン・コンツエルトハウス大ホール。ソリストはエレーヌ・グリモー。わが道を行くと言われている二人の音楽家の協演は面白いから行こうかな?と思ったときには、既に全席売り切れであきらめていたら、いけなくなったからと同僚が切符を譲ってくれました。感謝!

プログラムは以下の通り:

Dieter Ammann:ember  

Maurice Ravel:Concerto for Piano and Orchestra in G major (ピアノ協奏曲)

Igor Stravinsky:L'oiseau de feu. Symphonic Suite (火の鳥組曲・1945 年版) 

一曲目は、現代の作曲家によるものでなぜかクルレンツィスではなく、別の指揮者(名前が貼り出されていたのですが失念しました)。いかにも現代曲と言う感じで聴いている間はおもしろかったのですが、残念ながら(僕は)後に残る物がありませんでした。

休憩のあと、ラベルのピアノ協奏曲。期待していたほど(?)ユニークな演奏ではありませんでしたが、グリモーの世界が繰り広げられたと思います。

再度、休憩があり、ストラビンスキーの火の鳥組曲。SF映画のサントラを彷彿させるスリリングでダイナミックな演奏でとても楽しめました。



この日はたまたま、ネオナチと関係が深いと言われている、極右ポピュリスト政党のオーストリア自由党(Freiheitliche Partei Österreichs、略称:FPÖ)主催の舞踏会が開かれた日。毎年開かれるものなのですが、例年、賛成派・反対派共に盛大なデモが行われるので、上の写真のよう多くのパトカー・おまわりさんが待機する厳戒体制が敷かれていました。