Haigner Gamma Horn、リスニングポジションで音が大きく変わるため、クロスオーバーのチューニングが困難で3本製造販売したのち、基本的に今は作っていないとの事。 |
ノベルトさんのシステムは、製品構想の段階で一号機を注文し、自ら開発に携わったというHaigner社(http://www.haigner.com/)のGamma Horn を中心に組まれています。 Haigner社 は 音響エンジニアでウィーン市役所、市立コンサートホール、アルベルティーナ美術館などのPAシステムの構築・導入の実績を持つ、David Haigner氏が創立したウィーンにあるオーディオ・ファイルと録音スタジオ向けスピーカー・メーカーです。
前も書きましたが(こちら)このスピーカーは本当に立体的でリアルな音場・音像をかもし出します。今回気がついたのは、演奏家たち、楽器、ボーカルの位置感はレコーディングにあくまでも忠実。したがって元のレコーディングの録音・ミキシングなどに問題があるとその難点がハッキリと判ります。
スピーカー以外はすべて機材が一新されていましたが詳細は長くなるので省きます。
僕が持っていったLPでとても良くなってくれたのがこれ:
Lilian Terry Meets Tommy Flanagan – A Dream Comes True / Soul Note – SN 1047 |
アマゾンより引用 https://amzn.to/2OqjU5A |
ノベルトさんもこのCDを気に入った様子でした。家に帰ってからもう一度、聴いたのですが、あんな音は出ません。ということは、このCDには凄い音が刻まれているのだけど、それを取り出せるかどうかはシステム次第ということなのでしょう。ちょっと、ショックでした。ペア・マイクでの録音との事ですが、楽器間のバランスも絶妙。音質だけでなく演奏も素晴らしいのでお薦めです。
ここまで素晴らしく鳴らされているシステムは類稀だと思いますし、ノベルトさんのうちに行くといつも謙虚な気持ちにさせられます。聴き始めはいつも家のシステムは足元にも及ばないという気持ちで落ち込むのですが、しばらくすると、どうしたらよく出来るか?という動機付けになってきます。帰りのバスの中では、どうしたらあんな音に近づけられるだろうと頭の中が一杯でした。
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