9月29日土曜日に、バイオリンを習っている次女とユースオーケストラ・オブ・カラカスを聴いてきました。プログラムは、ワーグナー:「リエンツィ」序曲、アルベルト・ヒナステラ: エスタンシア組曲 Op. 8a、そしてチャイコフスキー交響曲4番。会場は、ウィーン・コンッェルトハウス 大ホール。指揮は、Andres Rivas (アンドレ・リーバス)。デュダメルを生んベネズエラのエルシステマの一部を担うオーケストラです
椅子を外したメインフロア
このコンサートでは、メインフロアの椅子を取り去って立ち見席にして16ユーロ。しかも、子供と若人(26歳以下)は、半額という粋な計らい。家族連れや若者達がたくさん来ていました。このようなことは、新たなクラシックの観客層を獲得するのに役に立つのではないかと思います。 僕達も立ち見席でしたのでステージの近くに陣取りました。その辺りだと、みんな床に座って、いい雰囲気です。
とても楽しいコンサートでした。若い演奏家達が楽しそうに、持つ力をすべて出し切ったかのような演奏。まさに、『音楽』そのものです。荒削りかもしれないけど、ラテン気質全開で聴衆に凄くアピールしていたとおもいます。この中から、どれだけプロになる音楽家が出てくるのか楽しみです。ベネズエラは、クラシック音楽を未来に継承して行く重要な国となってくるでしょう。
アンコールでは、ホールが真っ暗になり、灯が着いたら全員がベネズエラ国旗のジャケットを着て、シュトラウスのラデツキー行進曲で観客を沸かせます。大喝采の観客に応えて、ティコティコやマンボなどのラテンの曲を演奏。音楽に合わせて演奏者達は楽器をまわしたり、踊りだしたりして、立ち見席の観客も身体と手拍子でリズムを取って、まるでロックコンサートのような盛り上がりでした。アンコール5曲の大サービス。
アンコールのあとは、メンバーがジャケットを脱いで、客席に投げてプレゼント。娘は運良くキャッチして、ぶかぶかだったけどそれを着て家路に着きました。
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