2019年12月8日日曜日

Alison Jackson "Fake Truth"/アリソン・ジャクソン写真展「Fake Truth」

「Private 2016: Royal Cover」(Amazon.co.jp よりアフィリエイト・リンク


先日、修理から戻ってきたカメラを取りにLeica Shopに行った際、併設されている写真ギャラリーのWestlichtでイギリスの写真家、アリソン・ジャクソンの「Fake Truth」という写真展を見てきました。

考えありうるけれどもあり得ない、極めて超現実的な設定で撮られた実在の著名人の作品で構成された写真展。「Private 2016: Royal Cover」という写真集の表紙のも展示されていた作品の一つですが、全体のトーンとしては強烈な風刺、イギリス独特のユーモア。一部、スキャンダラスでショッキングなイメージも含まれていました。具体的にはジャクソン氏のHPをご参照 こちらです。(人前では見られない写真も多いのでご注意あれ) 

タネあかしをすると、特にイギリスでは多い、そっくりさん芸人をモデルにして撮った写真。メッセージは、しかも、インターネットで情報が氾濫している今の時代では何が真実がわからない、ということ。簡単に加工できるデジタルではなく、殆どが銀塩フィルムで撮影たれた写真という周到さ。こんな写真展を見てしまうと、フェイク・ニュースが蔓延し、事実を受け取り手 自らが見たい・読みたい・聞きたい・信じたいように表した情報を選び消費できるようになっている現在、何が最も客観的に事実を表しているかを判断しそれを見極めるスキルは必要でとても大切なものであるということを再認識。

でも、ここまで徹底すると、面白いですね。

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