2017年6月23日金曜日
Audirvana+ を3.0にアップグレードしました!
熱波到来で今週のウィーンは30度近い暑い日々が続いています。昨日は34度まで上がりました。
さて、先週末にAudirvana を2.6ⅹから3.0.6にアップグレードしました。3月にリリースされたのですが、メジャー・アップグレードの出始めはバグに悩まされることが多いので、暫く様子を見ていました。
Audirvana3.0ではオーディオ・エンジンがさらに最適化され、"... Sound Quality you had never dreamed a Mac could give" / 「マックから出せると夢見ることすらなったほどの最高の音質」(拙訳)との謳い文句。今までの経験からするとメジャー・アップグレードの度に音が良くなっていく傾向があったので、それなりに期待をしていました。
新しいバージョンの目玉は、MQA(Master Quality Authenticated)のサポート。御存知かと思いますが、MQAは最近提唱さているオーディオ・ファイルのコーデック(ウィキペディア)で大雑把にいうと、より高い圧縮率でより大きなデータファイルを圧縮・伸張でき、しかも既存のファイルフォーマットに付け足す形で利用できるものなのだそうです。 (もう少し詳しい概要はこちら:http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/
MQAのデコーディングはハードでもソフトでもできる仕様になっており、MQA対応のハード使っている場合はハードで、そうでない場合はAudirvana3.0でデコーディングできるようになっています。
アップグレードしてまず聴いたのがDiana Krall (ダイアナ・クラール)の最新アルバム「Turn Up the Quiet」。期待していた以上にはっきりと判る音質向上ににんまり。左右・上下の音場感がよくて、声・楽器の音色がよりリアルに聴こえます。週末に色々と聴いてみて感じたのは、変な言い方かもしれませんが再生に伸びしろのある、つまり再生システムが良くなればなるほど再生される音質も良くなるレコーディング(注)では音がかなり良くなり、そうでないものだと違いは少ないということでした。 我が家比でいうとアップグレードして音が良くなってよかったと思っています。アップグレードの値段以上の向上で僕としてはお薦めです。
(注)いい音で録られ、音楽情報がより多く入っているレコーディングということなのかもしれません。
僕はとくにクラールの歌・演奏が好きだという訳でなくどちらかと言うと、彼女のアルバムがなぜこんなに売れているのか判らないと思うことのほうが多かったのですが、この「Turn Up the Quiet」は、歌・演奏も僕の好みでかなり良い音の優秀録音アルバムに仕上がっており、音楽・オーディオ共に楽しめるお薦めの一枚です。ハイレゾのダウンロードもあります。こちらは、24/192よりも24/96が僕は好みかなと思いました。
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