あまり上演されない演目が中心のアン・デア・ウィーン劇場が「セビリアの理髪師」か、と思いながらいったら、上演前の音あわせでチェンバロが聞こえる。?と思ってプログラムをみたらなんとロッシーニではなくてパイジエッロ作のオペラでした。家に帰ってから調べたら、4人の作曲家がこのリブレットでオペラを作っており、今ではロッシーニ以外作品はほぼ忘れられた存在となっているとのこと。なるほどでした。
オペラそのものは期待に違わぬ面白いものでした。喜劇なので思わず吹き出してしまうシーンもあった楽しかったです。知り合いのオペラ歌手の方が、オペラは歌曲なのでは無く、歌がせりふの劇なのだから演技力が必要とよく言っていたのですが、今回のオペラは、歌唱力も演技力も備えた実力派のキャストで満足がいくものでした。
オーケストラとキャストは以下の通り:
指揮・音楽監督: René Jacobs
Rosina :Mari Eriksmoen
Bartolo: Pietro Spagnoli
Figaro: Andrè Schuen
Don Basilio: Fulvio Bettini
オーケストラ:Orchester Freiburger Barockorchester
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