2013年10月22日火曜日

Sturm

8月の終わりごろから10月の間、下の写真のようにSturmというサインをウィーン街のいたるところで見かけます。





直訳すると嵐と言う意味のSturm。未濾過、半醗酵のワインでこの時期の風物詩でもあります。Sturmのサインがでてくると夏の終りと秋の訪れを感じます。なぜSturm(嵐)というかというと、葡萄果汁が醗酵してく様子が雲が渦巻く嵐のように見えるからなのだそうです。ただし、これはオーストリラ独特の呼び名でドイツでは一般的にMostやFederweißer(白い羽)等と呼ばれているようですが地方によって呼び名が異なるようです。

白、赤、そしてオーストリアのシュタイヤーマルク州特産のロゼワインをつくるシュルヒャーのSturmの3種類が一般的。赤は渋みが強いこともよくありますが、白とロゼは甘くてまるでジュースのよう。でもちゃんとアルコール分が含まれているのでいい気になって飲んでいると酔っ払ってしまいます(笑) 僕にとってはたくさん飲むというよりも季節の味として秋になると一杯は飲んでおきたい思う飲み物です。

このように瓶に入って店頭にも並びますが、瓶の口には栓をせずアルミフォイルをかぶせているだけ。醗酵が続いているので栓をすると瓶が破裂する危険があるのだそうです。



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