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http://www.partsconnexion.com/より引用 |
もう10年近く前になりますが、 Bernd C. Ahne氏が主宰するオーディオ機器とアクセサリーの販売と改造サービスなどをおこなっていた、ドイツのHiF-Tuning 社が銀線をヒューズ・エレメントとして銀に銅と金メッキを施したキャップ、ガラスではなく磁器管を使ったヒューズがオーディオ界の話題に上りました。価格は1本、米ドル25~35(当時)。ヒューズというと5~6本セットがせいぜい2ドル程度だったので、当時は詐欺まがいだとの非難の声も多く聞かれました。
そのころはアメリカに住んでいた僕も最初はこんなので音が変わるか?と思っていたのですが、信頼するオーディオの先輩でもある大阪の友人が試してすごく効き目があると教えてくれたので、早速1本買って試聴してびっくり! 何でこんなに音が変わるのか? しかも好みの方向に良くなったのです。早速、追加の注文をしてすべての機器のヒューズを取替えました。その後、「Positive Feedback」、「6moons」、「Stereo Times」などのネット・マガジンに取り上げられ、権威ある「Stereophile」誌のRecommended Componentsの推薦アクセサリーとして選定されるに至り、ヒューズもオーディオアクセサリーとして一般的に受け入れられるようなりました。いまでは、フルテックやSynergistic Researchといったオーディオ・アクセサリー大手(?)からもオーディオ用ヒューズが発売され値段も一本130米ドル近くするものまで出ています。
HiFi Tuning社のヒューズも時代と共に進化し、Silver StarそしてSupremeと新製品が出てきましたが、それぞれ値段も高くなっていったので、僕は、ClassicGoldと呼ばれている金メッキ・キャップのヒューズを使い続けてきました。ここ数ヶ月いつも部品を買っているカナダのPartsConnexionのHiFi-Tuning Fuse旧製品在庫一掃セールでSilver Starの割引率がさらに上がったので、試してみたくなって2本注文、WeissのDAC2(ヒューズが2本必要)に入れて使ってみました。Silver Starはキャップが純銀のモデルです。
結果はというと、再度驚かさせました。ドラマチックではないものの、はっきりとわかる違いで音が好みの方向に良くなりました。ClassicGoldに比べると、音がすっきりとして、見通しが良くなり、しかも、より自然でしなやかになった感じです。早速、他の機器も変えてみたくて、追加を注文をしました。ClassicGoldが定価の75%オフ、Silver Starが50%オフとなっていますので、オーディオ・ヒューズを試されたことの無い方はこの機会に是非試してみてください。
オーディオ用フューズは通常品と比べ溶断のパターンが異なっていることが多いようです。僕は十年近くオーディオ用ヒューズを使ってきて今まで特に問題はありませんでしたが、ヒューズは電源関係、しかも安全装置でありますので、各自でリスクを勘案され自己責任でお試しください。
PartsConnextion のHiFi-Tuning Fuseのページはこちらです:
http://www.partsconnexion.com/fuse_hifituning_silverstar_lrg_fb.html