先週の火曜日の晩はウィーン拠点に活躍されているバイオリニスト前田朋子さんの2枚目のバッハ無伴奏のCD プレゼンテーション(CD発売発表会)に妻と共に行って来ました。 場所は先日書いたフーバーさんのコンサートがあったPeterskirche(ペーター教会)。この教会の神父さまが音楽家のサポートに理解がある方の様でまた街中の便利な場所にあるのでよくいろいろなコンサートが開かれています。
この日は、CDのスポンサーであるonepoint.fmの創立者のChristoph Gassauer(クリストフ・ガッサウアー)氏が挨拶し、同CD に解説を書かれた音楽学者のエヴァ・バドゥラ=スコダ (パウロ・バドゥラ=スコダ夫人)が曲の解説と前田さんの演奏に関するお話をされました。こういう時には本当にドイツ語が出来れば良かったと思います。そのあとに、CDに録音されている曲の一部の演奏がありました。当日の詳しい模様は前田さんのブログにかかれていますのでご覧下さい。
Onepoint.fm はウィーンベースのインターネット・スタートアップでジャンルを問わず音楽家、ミュージシャン、インディ・レーベルの為の総合ポータールサイト。まだベータ版で正式の立ち上げは今年の春頃とのこと。創立者のGassauer氏と話す機会がありましたが、単にアーティストの紹介だけでは無くオンディマンドでのCDの制作/販売、コンサートのプロモーションも手がけ、ソーシャルメディアでは出来ないことを目指しているとこのと。彼は静かながら面白い考えを持ちエネルギーをバイタリティーを感じさせる方でこのサイトの将来が楽しみです。
尚、前田さんの2枚のCDは、日本ではこちらから購入が出来ます: http://www.grandjete.biz/cd/
2013年1月29日火曜日
2013年1月24日木曜日
Elmayer
エルマイヤー・ダンス・スクール |
参加者はほとんどみんな初心者で外国人。ウィンナー・ワルツの基本ステップとカドリーユを習いましたが踊りの心得のない外国人の初心者のお父さん・お母さんグループには難しすぎてみんなワイワイと大騒ぎ。ワルツでの回転で目が回って気分を害したり(自分もそうでしたが...。)して、舞踏会に行っても踊らない!と宣言するお父さんも(笑) 僕? ノー・コメントです。
エルマイヤー・スクール:http://elmayer.at/jp/
2013年1月23日水曜日
フーバー・陽子さんのバロック・コンサート
先週の木曜日、雪の降る中をこのブログではお馴染みとなった 陽子・フーバーさんのリサイタルに行って来ました。ビオラとバイオリンを演奏されるフーバーさん、今回はバイオリンでバロック時代の曲を演奏。プログラムは: Händel: Violinsonate E-Dur、Bach: Solo-Partita E-Dur、Telemann: Solo-Fantasie a-moll、 Corelli: Violinsonate A-Dur。会場は、ウィーン旧市街の中心部にあるPeterskirche(ペーター教会)。チェンバロの伴奏で演奏されるバイオリンソナタの生演奏を聴くのは初めてだったのでとても楽しみにしていきました。
自らのカデンザを取り入れた素晴らしい演奏と素敵な選曲。期待していた以上でした。フーバーさんの先生でいらしゃるEduard Melkus (エドゥアルト・メルクス)氏もお見えでフーバーさんの演奏にブラボーを送っていました。ちなみにメルクス氏はニコラス・アーノンクールやグスタフ・レオンハルトと共に古楽復興、歴史的演奏法の動きの草分け的な存在でありまたその振興に貢献された音楽家です。
リサイタルの後には近くのレストランでお知り合い方々との遅めの夕食に家内と共にご一緒させていただきました。楽しい一晩でした。でもドイツ語ができればもっと楽しめただろうと思います。
2013年1月22日火曜日
Kishi Bashi
娘達が教えてくれた。ミュージシャン・バイオリニストKaoru Ishibashi氏のソロプロジェクト。 日本でもCMなどで彼の音楽が使われているらしい。クラシック、ジャズ、ニューエイジ、ヒップホップなどの要素を取り入れディレイやビートボックス(Beat Boxing)を駆使した彼独自のユニークな世界が繰り広げられるこのビデオ、面白いので是非ご覧ください。
NPR Tiny Desk Concert Official Video
オフィシャルコンサートビデオ
Kishi Bashi 公式サイト(日本語):http://kishibashi.jp/index.html
Kishi Bashiデビュー・フルアルバム:CD: 151a アナログ盤:151a [Analog]
2013年1月21日月曜日
2013年1月18日金曜日
The Percussive Planet Ensemble
1月12日土曜日の夜は家族でMartin Grubinger(マルティン・グルービンガー)主宰のThe Percussive Planet Ensemble のコンサートに行って来ました。会場はコンツェルトハウス大ホール。プログラムは以下の通り:
Richard Strauss: Wiener Philharmoniker Fanfare AV 109 (1924)
Iannis Xenakis : Rebond b (1987-1988)
Keiko Abe: Prism Rhapsody für Marimba und Orchester (1995)
Iannis Xenakis: Okho (1989)
<休憩>
Aaron Copland:Fanfare for the common man (1942)
A tribute to Astor Piazzolla:Knife fight, Leonora's song, Street dance tango
An american identity:excerpts from Leonard Bernsteins «West Side Story»:
Prologue, Tonight, Somewhere, I like to be in America (West Side Story) (1957)
Michel Camilo: Just kidding (1985)
<休憩>
Keiko Abe:The wave / Concerto für Marimba und vier Percussionisten (2000)
Matthias Schmitt:Ghanaia (in collaborationwith Martin Grubinger)
Rod Lincoln: Moods for interaction (1985)
Martin Grubinger: Planet rudiment II – Also sprach Zarathustra
ウィーンでの夜のコンサートは7時半から始まるのが常ですが、今回は一時間早い6時半の開演。
クラシック、ジャズ、ワールド・ミュージックを取り混ぜ、緊張感のある、エキサイティングなコンサートでした。終わったのが10時半ごろ。4時間があっという間に過ぎていました。このコンサートにはマルティンのお父さんのMartin Grubinger Sr.も参加。指揮にパーカッションに大活躍。日本を代表するマリンバ奏者で作曲家でもある安部圭子の作品も2曲演奏。特に和太鼓がモチーフになっているThe Waveなどでは日本人の我々が聞いてもまったく違和感のない演奏を掛け声と共に披露。楽しい一晩でした。
The Percussive Plant Ensembleのコンサートはこんな感じです。
(Deutsche Grammophon オフィシャルプロモーションビデオ)
幕間にファンに笑顔で応対するMartin |
安部圭子氏に関して:
ウィキペディア:http://ja.wikipedia.org/
公式サイト:http://www.keiko-abe.com/
The Percussive Planet Ensemble のケルンでのコンサートDVD、リージョンフリー・NTSC仕様が
hmvでは入手可能なようです :http://www.hmv.co.jp/news/article/1106130095/
2013年1月14日月曜日
2013年1月12日土曜日
Brahms - Violin Concerto · Beethoven - Symphony No. 5 / Kyung Wha Chung · Wiener Phil. · Sir Simon Rattle
暫く前に買ったCDなのですが久しぶりに聞いてみました。2000年12月の録音。元々はチョン・キョンファのブラームス・バイオリン・コンチェルトを目当てにかったCDですが、ラトルの「運命」にぶっ飛んでしばらくはまってしまいました。 実はこのCD、 べートーベンの5番 とのカップリングという不可解な組み合わせだったのでしばらく買うのをためらっていたんですが、わからんもんです...。
2曲ともウィーン楽友協会ホールでの録音ですがベートーベンの第五はライブ録音。イギリス出身の音楽学者Jonathan Del Mar(ジョナサン・デル・マー)氏が校訂し Bärenreither(ベーレンライター)社から1999年に出版された楽譜を使っての演奏。ライナーノートによるとこの楽譜はベートーベン没後書き加えられて来た様々な変更をわかりうる限り削除時ベートーベンの意図してあろう形に直された原典版(urtext edition)。 今ではかなり多くの指揮者に好まれて使われているようです。ちなみに楽譜には原典版のほかに作家の自筆譜や初期版を複写印刷したファクシミリ版や編者の個人的な解釈が含まれた解釈版があるようです。
この第5は好みが別れる演奏だと思いますが、楽譜の版の影響かライブ録音の為なのか、スピード感・躍動感溢れる演奏が何度聞いてもエキサイティングに感じられ好きです。アメリカ滞在中に家族ぐるみでお付き合いをしていたプロのオーケストラバイオリニストの方に聞いてもらったら彼女もとても驚き感嘆していたことが思い出されます。ベートーベンに比べるとブラームスのバイオリン・コンチェルトは、オーソドックスで手堅い演奏で対照的です。
ラトルはこのCDのあと、2002年にJonathan Del Mar 氏校訂の楽譜を使ってウィーン・フィルと全曲録音しています。ということは、このCDはパイロット・スタディの様な物だったのでしょうか? 全集も楽友協会ホールでのライブ録音です。これは2000年の演奏とは若干違いますがそれなりに楽しめます。
ウィーンに越して来てからベートーベンの交響曲の演奏を幾つかのオーケストラ聞く機会があったのですが、ここで聴いた演奏で特に観客が好意的に反応するのはこのラトルのような歴史的演奏(よりベートーベンが生きていた時代にされていたであろう)が多いような気がします。
以下のリンクを作っていてビックリ。ラトルの全集が5枚組でなんと¥1,669! 僕はいくら払って買ったか考えたくないです、とほほ...。
<参考資料>
原典版に関して
ウィキペディア: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%85%B8%E7%89%88
鍵盤楽器奏者筒井一貴氏のサイト:http://www.h3.dion.ne.jp/~bergheil/Urtext-J.html
ベートベン交響曲楽譜の版(edition)に関して
Kenichi Yamagishi氏のサイト: http://classic.music.coocan.jp/sym/beethoven/edition/index.htm
ベーレンライター社の同楽譜のページ
https://www.baerenreiter.com/en/sheetmusic/product/?artNo=BA9000
2013年1月8日火曜日
2013年1月3日木曜日
我が家のPC Audio環境
うちのPC Audio 環境もとりあえず落ち着いてきたので僕のホームページに 『我が家のPC Audio環境』として概要とここまでの道程をまとめました。ご覧下さい。以下のリンクです。
http://www.higas.net/isakusphere-audio-music-photography-essay/audio-hifi-オーディオ/我が家のpc-audio-環境/
http://www.higas.net/isakusphere-audio-music-photography-essay/audio-hifi-オーディオ/我が家のpc-audio-環境/